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Lyn KoegelによるPRTの解説動画

 ツイッターで知りました。


 PRTによるセラピーを無発語状態の子どもに対して行うことで

最初のPRTの方法で50%
改良した方法で3歳以前で95%
3~5歳で80~85%
5歳以降で20%

で言語行動の獲得ができると説明しています。

 それでも言語行動を獲得できない子どもに関しては注目が取れていないから言語行動が表出しない場合があり、以下の方法が取られています。

1.ハイタッチ、抱きしめるといったことでしっかりと注目をとってからマンドを音声模倣させる
参照、http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2778808/
2.すでにでている音声をマンドに使う
3.「よーい」と声をかけ「どん」と言わせる

 これらの方法で一定の効果が見られたようです。

 やはり、PRTでは自発反応がそれほど重視されていないように感じます。言語行動の獲得した子どもでは自発言語行動が増えたと報告していますが、指導の注意点では自発性には触れられていません。最初はアイコンタクト、その次にアイコンタクト+何かしらの自発発語という順番でマンドとして機能させていけば、わざわざ注目をとるという必要がありません。ですから、発語が出づらい子どもに対して行っている上記3つのアプローチの内、1と2を全ての子どもに行うことでよりPRTの弱点を補うことができると思います。

 なお、英語ですのでところどころ聞き取れていません。間違いがあればご指摘ください。
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テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

PRTの問題点を補うためには8(好子を作る3)

 PRTはお菓子等の強い好子や好きな遊びの場合では自発マンドを引き出しやすいと説明しました(こちらこちらです)。

 ですが、それほど好きではない遊びや新しく教えている遊びの中ではこの方法は使えません。自発反応を待つと、子どもが違う遊びを始める等してしまうからです。

 よって、好子を欲しがるマンドとは分けて考える必要があります。

 試行錯誤中ですが、私が今取っている方法は教えたい遊びの中でPRTを実施する場合は積極的に指示を出して、音声模倣、動作模倣をさせるというものです。自発マンドでは子どもは嫌がりますが、音声模倣といった指示は模倣が容易なので子どもも比較的容易に真似してくれます。

 例えば、電車で遊んでいる子どもに対して

1.いつも遊んでいるけれどその時に持っていない電車を持ってきて子どもに見せ、「真似して、『貸して』」という指示を出しマンドを言わせる(物を使う)

2.電車のコースを少し作ってあげ、「真似して、『作って』」と指示を出し、マンドを言わせる(子どもの遊びに何かを足す)

3.電車を持っている子どもの体を持って「ポッポー」と言って電車の真似をする。その後「こうして」といって電車の真似をさせて一緒に部屋を走る(動作模倣を使って新しい遊びを教える)

4.「シュッシュッシュ」と言い、電車を子どもと一緒に走らせる。真似して「シュッシュッシュ」と言わせ子どもが真似してからまた一緒に電車を走らせる(タクト

といったアプローチができます。これをすると新しい遊びを覚えるだけでなく、一緒に遊んでいる者の真似を自発的にするようになります。つまり、ASD児にとっては普通の子どもの行動に近づけることができる方法です。

 また、遊びが好子化したら自発マンドが出るようになります。そうすると他の子どもと遊べることができるようになります。

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PRTの問題点を補うためには7(好子を作る2)

 以前の記事で説明しましたが、PRTのトレーニングでは終わりのない好子探しになってしまいます。それを防ぐために、好子を増やす作業が必要です。

 好子には、他者との様々な遊びができるようになることが望ましいです。遊びを好子にするメリットは以下の通りです。

1.遊びを通してコミュニケーションを学べる
 他者と遊ぶことでコミュニケーションを学べます。例えば、物の貸し借り、順番交代、ルールの理解等です。

2.般化しやすい
 遊びが好子化すると幼稚園、保育園、小学校での般化が見られます。そうすると行動に広がりができ、能力の向上も期待できます。

 遊びを好子にするとPRTは以下のようになります。


この動画でセラピストは子どもの「ジャンプ」という自発反応を待っています。そして「ジャ」と言えたので「ジャンプ」と繰り返してトランポリンをして遊んでいます(試み強化を実施している)。

 この方法では、子どもが本当に好きな遊びでしか自発マンドを引き出せないという弱点があります。つまり、この遊びを使ったPRTも一つ目の好子をもらうためのマンドになってしまうのです。

 好きではない遊びを好子にする、そしてマンドやタクトを引き出すにはこの方法は使えません。自発反応を待っている間に子どもが違う所へ行ってしまう等の反応が出てしまいます。これを避けるための方法はまた後日説明します。

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PRTの問題点を補うためには6(好子を作る)

 PRTDTTと同じように好子を用意しなければなりません。

 例えば、こちらのPRTでは積木を使って実施しています。


 自発反応を待っていないマンド即時性エコラリアになってしまっている、とPRTの良くない例になっています。

 実は、このやり方ではDTTを机上でせず、フロアで実施しているだけになっています(自然強化の原則に基づいてはいますが)。ですから、DTTと同じように好子を探し続けなければなりません。好子がなければPRTが実施できず、能力を伸ばすことができません。

 まず、PRTでは言語行動を2つに分ける必要があります。一つ目は好子をもらうためのマンドです。

 上の動画のように、好子をもらうためのマンドは子どもが覚えやすいため、自発反応を待ち子どもが自分からマンドを言えるように教えます。

 2つ目の言語行動はあまり好きではない物に対してのマンドやタクトです。これを伸ばす方法についてはまた後日説明します。

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PRTの問題点を補うためには5(即時性エコラリアだけの練習を防ぐ)

 PRTの問題点の一つに即時性エコラリアだけの練習になってしまうことがあります。例えば、マンドの種類が2種類になった場合をあげます。

 「ちょうだい」というマンドを教えてちょうだいが自発的に言えるようになった場合、次に「かして」を教えようとしたとします。「かして」と言うべき場面で子どもが「ちょうだい」と言ってしまった場合は自発要求反応が出ているため正解の「かして」を教えてもよいです。ですが、「真似して、『かして』」と即座に答えを教えた場合、その場では「かして」と言えたとしても、次から「かして」を言うべき場面での子どもの反応は

1.同じように「ちょうだい」と言う
2.「ちょうだい」と言って大人の反応がなければ「かして」と言う
3・「ちょうだい、かして」と言う

のいずれかになることが多いです。これは大人がプロンプトを出して正解のマンドを出していますが、子どもが何も考えず即時性エコラリアをすることを助長しているために起こります。

 これを防ぐためには一人で言わせることが重要です。間違えた場合は
1.正解のマンドを真似させる
 「真似して、『かして』」

2.一人で言わせる
 マンドの真似ができた場合は大人が「じゃあ言って」と子ども一人でマンドを出せるようにしなければなりません。

3.間違えた場合はもう一度1の過程を行う
 間違えて「ちょうだい」と言ってしまった場合は「真似して『かして』」と正解のマンドを教え、また一人で言わせます。この過程をできるまで繰り返します。

 この方法を使うと子どもは一人でマンドを答えなければならないため、正解のマンドを覚える可能性が高くなります。この方法を使ってもマンドを間違えてしまう場合はスペーシングを実施してマンドを教えましょう。

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